第 64 期 報 告 書
2 0 12 年 4 月1日▶2 0 13 年 3 月 3 1日
証券コード:7472
先端技術で社会と産業の進化を支える
当事業年度(以下、「当期」という)の世界経済は、米国
が雇用環境の改善とともに緩やかに回復基調となっているも
のの、欧州諸国における財政危機問題の長期化、中国をは
じめとする新興国における経済成長速度の鈍化等、全体と
しては不安定な状況で推移いたしました。
一方、わが国経済は大震災の復興需要や政策効果等によ
って、当期の初めにおきましては順調にスタートいたしまし
たが、上期後半からは長引く円高や領土問題に端を発した近
隣諸国との関係悪化の影響で、輸出の減少傾向が顕著にな
るとともに、政策効果の息切れによる個人消費の衰退や電
力供給問題等が重なって、国内の景気は急速に後退してま
いりました。昨年末の政権交代以降は、政府の緊急経済対
策が打ち出されるとともに、為替相場におきましてもそれま
での円高傾向から期末には円安傾向に転じてきており、景気
回復への期待は高まっているものの、当社の関連するデジタ
ル家電並びに半導体製造装置業界の生産活動を復調させる
までには至りませんでした。
このような厳しい状況の中で当社は、比較的需要が好調
なスマートフォン及びタブレット端末に関連する得意先並び
に輸出の好調な自動車・車載部品に関連する得意先におけ
る省力化のための設備投資需要に向けて産業用ロボットを中
心としたFA機器、制御機器の販売拡大につとめるとともに、
新しい設備投資が見込める得意先の開拓営業を全方位で展
開してまいりました。また、管理面においてはコスト削減努
力を継続するとともに、中堅・若手営業マンの営業力を強化
するための社内外における社員教育並びにユーザーサービス
向上及び社内の事務効率化に向けた第5次システム構築作
業等を実行してまいりました。
以上の結果、売上高は181億51百万円(前年同期比5.4%
減)、営業利益は9億13百万円(前年同期比15.2%減)、経
常利益は10億4百万円(前年同期比13.7%減)、当期純利益
は5億85百万円(前年同期比12.1%減)を計上することと
なりました。
株主の皆様に対する配当方針につきましては、業績連動
型の配当性向を基本に、安定的な配当の継続をめざしており
ます。当期の期末配当金につきましては、1株当たり50円を
第64回定時株主総会においてご決議させていただきました。
株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援、
ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。
平成25年6月
当期の概況
株 主 の 皆 様 へ
Top Message
株主の皆様には、平素から格別のご高配を賜り、
ありがたく厚くお礼申しあげます。
ここに、当社第6 4期 (平成2 4年4月1日から平成2 5年3月31日まで)の
報告書をお届けするにあたり、当期の概況をご報告するとともに、
ひとことご挨拶申しあげます。
最新の商品、
技術及びサービスの提供
代表取締役社長 三浦 直行
制御機器
制御機器は、空気圧機器、電子センサー、圧力センサー、流体継ぎ手、真空機器、緩衝材等で
構成されており、主としてデジタル機器、半導体・液晶製造装置、基板実装機、自動車・車載部
品等を製造する得意先へ販売しております。
当期におきましては、スマートフォン関連の得意先における設備投資需要は堅調でありました
が、当期後半から回復を見込んでいた半導体製造装置に関連する得意先の需要回復が遅れている
こと及び大型液晶製造装置の得意先の需要が伸びなかったこと等により、制御機器全体の売上高
は前期を下回る63億28百万円(前年同期比14.2%減)となりました。
生産工場の構成には欠かせない
産業機器は、電動ドライバー、アルミフレーム、無人搬送車、コンベア、揚重機、環境システ
ム等で構成されており、主としてデジタル機器、自動車・車載部品、医療機器、精密機器等を製
造する得意先へ販売しております。
当期におきましては、自動車・車載部品に関連する得意先向けの無人搬送車等の需要は前期に
引き続いて堅調でありました。また、包装機械関連の得意先からの搬送システム需要も好調であ
ったことに加えて、当期から取り組みを開始したろ過フィルターの売上が寄与したこと等により、
産業機器全体の売上高は26億78百万円(前年同期比3.7%増)となりました。
産業機器 生産組立て作業に使用されている
FA機器
FA機器は、産業用ロボット、自動組立機、表面実装システム、レーザー加工機、精密塗布装
置等で構成されており、主としてデジタル機器、自動車・車載部品、OA機器、医療機器等を製
造する得意先へ販売しております。
当期におきましては、スマートフォン関連の得意先向けに産業用ロボット、ファイバーレー
ザー溶接機及びレーザーはんだ付けロボット等の需要が好調でありました。また、自動車・車載
部品関連の得意先における自動化のための設備投資需要も堅調でありましたが、OA機器関連の
得意先からの需要が伸びなかったこと等により、FA機器全体の売上高はほぼ前期並みの91億44
百万円(前年同期比0.8%減)となりました。
工場の自動化・コストダウンを実現
部 門 別 概 況
売 上 高
取 扱 商 品 実 績
Business Review
前期
平成24年3月期
当期
平成25年3月期
制御機器
7,378
百万円 (38.5%) FA機器9,219
百万円 (48.1%) 産業機器2,582
百万円 (13.4%) 制御機器6,328
百万円 (34.9%) FA機器9,144
百万円 (50.4%) 産業機器2,678
百万円 (14.7%)( )内は構成比
19,180
百万円
18,151
百万円
メンブレンによるろ過技術
・液体(純水・薬液・溶剤など)、ガス・エアのろ過
・薬液特性に対応したメンブレン化技術(材質、構造、孔径) インテグリスは、マテリア ル品質保持管理における リーダー企業で、半導体、 フラットパネルディスプレ イ、ハードディスクドライ ブ、太陽電池などのハイテ ク分野で使用される貴重な 材料を精製、保護、搬送す る製品・サービスを提供し ます。
■ろ過フィルター
・液体、 ガス・エアのろ過・精製・純化技術に係る製品
・半導体及びハイテク産業分野向けに販売展開
・フィルター 応用製品例
日本インテグリスのコア技術
当期において、日本インテグリス株式会社と代理店契約(東 京都及び関東8県における販売権を獲得)を締結し、新た に同社製品の取り扱いを開始しております。(日本インテグリ スは、北米、アジア、ヨーロッパに事業展開する米国イン テグリスの日本法人です。)
業績の推移
売上高
売上高 181.51 億円
営業利益/経常利益/当期純利益
利益
営業キャッシュ・フロー/投資キャッシュ・フロー/フリーキャッシュ・フロー
キャッシュ・フロー 18.30 億円
総資産/自己資本/自己資本比率
資産 185.31 億円
ROE/ROA
フリーキャッシュ・フロー※ 総資産 0
5,000 10,000 15,000
20,000(単位:百万円)
第64期 第60期 第61期 第62期
19,489
11,438 17,581
19,180 18,151
第63期
△2,000 0 500 1,000 1,500 2,000 2,500
191
△244
(単位:百万円)
第64期 営業キャッシュ・フロー 投資キャッシュ・フロー 1,628
2,094
△466 1,235
943
292
△18 524
△542
1,897
△67 第60期 第61期 第62期 第63期
※フリーキャッシュ・フロー=営業キャッシュ・フロー+投資キャッシュ・フロー
△52 1,830
0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000
18,601 13,313
18,531 13,697 71.6% 73.9%
(単位:百万円)
自己資本
第64期 第60期 第61期 第62期
自己資本比率 総資産
79.1% 79.6% 71.7%
第63期 18,417 16,426
16,845
13,213 13,081 13,327
△1 0 1 2 5
3 4
(単位:%)
第64期 第60期 第61期 第62期
ROA 3.4
2.7
△0.2
△0.3 4.8
3.6
第63期 ROE 3.6
5.0 4.3
3.2
%
%
1,163
665
1,004
585
(単位:百万円)
当期純利益 第64期
第60期 第61期 第62期
経常利益 営業利益
1,130
43
848 643
△36
467 1,025
762
第63期 1,077
913
△28
△200 0 1,200
400 800
9.13
営業利益
億円 10.04
経常利益
億円
利益率 4.3
ROE
% 3.2
ROA
%
5.85
当期純利益
億円
財 務ハイライト
Financial Highlights
財 務 諸 表
Financial Statements
(単位:千円)
科 目 (平成25年3月31日現在)当 期
前 期
(平成24年3月31日現在)
資産の部
流動資産 13,955,972 13,935,632
固定資産 4,575,639 4,665,938
有形固定資産 2,020,427 2,009,175
無形固定資産 12,371 12,740
投資その他の資産 2,542,839 2,644,022
資産合計 18,531,611 18,601,571
科 目 (平成25年3月31日現在)当 期
前 期
(平成24年3月31日現在)
負債の部
流動負債 4,644,387 5,124,475
固定負債 189,337 163,432
負債合計 4,833,725 5,287,908 純資産の部
株主資本 13,600,022 13,252,249
評価・換算差額等 97,864 61,413
その他有価証券評価差額金 97,864 61,413 純資産合計 13,697,886 13,313,663 負債及び純資産合計 18,531,611 18,601,571
貸借対照表
科 目 平成24年4月1日から当 期 平成25年3月31日まで
前 期 平成23年4月1日から 平成24年3月31日まで 売上高 18,151,073 19,180,633 売上原価 15,390,298 16,183,958 売上総利益 2,760,775 2,996,675 販売費及び一般管理費 1,846,901 1,919,552
営業利益 913,874 1,077,123
営業外収益 93,501 89,663
営業外費用 3,222 3,702
経常利益 1,004,153 1,163,083
特別利益 1,702 -
税引前当期純利益 1,005,855 1,163,083 法人税、住民税及び事業税 396,900 490,500
法人税等調整額 23,691 6,914
当期純利益 585,264 665,668
(単位:千円)
(
)
(
)
損益計算書
社 名 株式会社 鳥羽洋行(英文表記 TOBA,INC.)
本 社 東京都文京区水道二丁目8番6号
設 立 昭和24年12月14日(創業:明治39年9月15日)
資 本 金 11億4,800万円
事業内容 制御機器、産業用ロボット、計測計装機器、コンピューター、電子 機器、搬送機器、建設・管工機器、ファスナー、環境整備機器、機 械工具、工作機械、理化学機器、化学工業薬品類等の販売および輸 出入。
上記に関する生産設備効率化のためのコンサルタント。 機械工具器具とその部品類の加工販売および輸出入。
従業員数 195名(男性:137名 女性:58名)(平成25年3月31日現在)
代表取締役社長 三 浦 直 行 常 務 取 締 役 藤 原 茂 夫 取 締 役 遠 藤 稔 取 締 役 鳥 羽 重 良 取 締 役 松 永 健 一
取 締 役 尾 関 真一郎 常 勤 監 査 役 大 島 伸 雄 監 査 役 金 森 浩 之 監 査 役 廣 瀬 勝 一
会社概要 役 員
(平成25年6月14日現在)会 社 情 報
Corporate Data
営業ネットワーク
(平成25年4月1日現在)海外拠点 国内事業所一覧
● 名古屋営業所
● 滋賀営業所
● 大阪営業所
● 今治駐在所
● 兵庫営業所
中国
● 鳥羽(上海)貿易有限公司
● 同公司 深圳事務所
● 東莞市鳥羽機械設備有限公司
● 広島営業所
● 福岡営業所
● 大分営業所
タイ
● TOBA(THAILAND)CO.,LTD. ● 仙台営業所
● 宇都宮営業所
● 前橋営業所
● 熊谷営業所
● 川越営業所
● 本社
(管理本部・営業本部・特機システム部・ 海外事業グループ)
● 東京営業所
● 東京南営業所
● 茨城営業所
● 千葉営業所
● 八王子営業所
● 厚木営業所
● 甲府営業所
● 松本営業所
● 静岡営業所
● 青森出張所
(平成25年3月31日現在)
発行可能株式総数 20,000,000 株
発行済株式総数 5,300,000 株
株主数 1,965 名
株式数及び株主数 株式数分布状況
所有者別
金融機関
395,100株(7.45%) その他国内法人 634,300株(11.97%)
証券会社 4,739株(0.09%) 自己株式
550,176株(10.38%) 外国人
1,169,500株(22.07%) 個人・その他
2,546,185株(48.04%)
5,300,000
合計 株(100%)
地域別
5,300,000
合計 株(100%)
北海道
4,305株(0.08%) 中国地方18,111株(0.34%)
東北地方
14,501株(0.27%) 四国地方9,313株(0.18%)
関東地方
2,827,180株(53.34%)
九州・沖縄地方 35,938株(0.68%)
中部地方
276,405株(5.22%) 国外1,170,800株(22.09%)
近畿地方
393,271株(7.42%) 自己株式550,176株(10.38%)
株 式 情 報
Stock Information
I R 情 報
平成24年5月22日
2012年3月期 決算説明会(アナリスト向け)実施 平成24年7月29日
個人投資家向け会社説明会(札幌にて)実施 平成24年11月22日
2013年3月期 中間決算説明会(アナリスト向け)実施 平成24年12月1日
「株主優待フェスタ」※出展 平成25年3月2日
「株主優待フェスタ」※出展
※主催:大和インベスター・リレーションズ株式会社 当期のIR活動実施状況
平成24年7月29日
「個人投資家向け 会社説明会」
を実施
(写真は、平成24年7月29日札幌にて実施しました「個人投資家向け会社説明会」の状況です。)
〒112−0005東京都文京区水道二丁目8番6号 (03)3944−4031 http://www.toba.co.jp/
事 業 年 度 毎年4月1日から翌年3月31日まで 定 時 株 主 総 会 6月
基 準 日 3月31日その他必要があるときは、あらかじめ公告いたします。 配 当 金 受 領
株 主 確 定 日 3月31日 中間配当を行う場合は、9月30日 株主名簿管理人 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号
三井住友信託銀行株式会社 特 別 口 座 の
口 座 管 理 機 関 東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 三井住友信託銀行株式会社 郵 便 物 送 付 先
[ 電 話 照 会 先 ]
〒168-0063 東京都杉並区和泉二丁目8番4号 三井住友信託銀行株式会社 証券代行部 電話 0120-782-031(フリーダイヤル) 取 次 事 務 三井住友信託銀行株式会社 本店及び全国各支店 単 元 株 式 数 100株
公 告 方 法
電子公告により行います。 (http://www.toba.co.jp/)
ただし、やむを得ない事由が生じたときは、日本経済新 聞に掲載して行います。
株主様の口座のある証券会社にお申出ください。 なお、証券会社に口座がないため特別口座が開設され ました株主様は、特別口座の口座管理機関である三井 住友信託銀行株式会社にお申出ください。
住所変更、単元未満株式の 買取等のお申出先について
株主名簿管理人である三井住友信託銀行株式会社に お申出ください。
未払配当金の支払いについて
配当金お支払いの際にご送付しております「配当金計 算書」は、租税特別措置法の規定に基づく「支払通知 書」を兼ねております。確定申告を行う際は、その添付 資料としてご使用いただくことができます。 ただし、株式数比例配分方式をご選択いただいている 株主様につきましては、源泉徴収税額の計算は証券会 社等にて行われます。確定申告を行う際の添付資料に つきましては、お取引の証券会社等にご確認をお願い します。
なお、配当金領収証にて配当金をお受取りの株主様に つきましても、配当金のお支払いの都度「配当金計算 書」を同封させていただいております。確定申告をな される株主様は大切に保管ください。
「配当金計算書」について
所有株式区分 1,000株以上 100株以上1,000株未満 オリジナル・クオカード
3,000円相当を進呈 オリジナル・クオカード 1,000円相当を進呈
継続保有3年以上 当社オリジナル・クオカード
6,000円相当を進呈 当社オリジナル・クオカード 2,000円相当を進呈
制度の内容は、下記のとおりであります。
(注)継続保有3年以上の確認にあたっては、平成25年3月末日以降、毎年3月末 日の株主名簿に同一の株主番号で、連続して4回以上記載または記録され た株主様を対象とさせていただきます。
株主優待制度のお知らせ